【1日目】3勝(合計19得点5失点)
vs ブラボーナ
vs ヴィパルテ(岡山)
vs 書写中(兵庫)
【2日目】1勝1分(合計1得点0失点)
トレイス大山
桜ヶ丘中
今週は土日の2日間、中2メンバーでみっちり試合をこなす事ができました。
フェスティバル運営の皆様、応援に来て頂いた保護者の皆様、ありがとうございました。
今回は中2のメンバーのみで大会に参加し、普段とは違うポジションで積極的に起用致しました。
見ておられる保護者様にとっては慣れないポジションで試行錯誤している選手を見てヤキモキされたかもしれませんが、その試行錯誤が成長には欠かせないものです。
選手がうまくいかない中で成長する事を一緒に楽しみましょう。
原則として必要なベースのテクニックは共通ですが、ポジションによって発揮するテクニックの種類や見るもの、経験するプレーの種類と回数は変わります。
ざっくり2つに分けると下記のようなポジション別で必要なテクニック、経験が変わります。
①FWよりの選手、サイドの選手
②DFよりの選手、中央の選手
【経験する状況の違い】
①数的不利な場面が多い
②数的優位な場面が多い
【経験する役割の違い】
①パスの受け手になり走る回数が多い
②パスの出し手になる頻度が多い
【リスクの違い】
①ボールを失うリスクよりもチャレンジする場面が多い
②ボールを失ってはいけない場面が多い
それぞれの状況でボールの置き方、目線、運び方、チャレンジとリスクのバランスは違い、ゲームの中で経験出来る事が大きく変わります。
ただ当然、例えばFWだとしても②のテクニックや判断が求められる瞬間も有り、現代のサッカーではポジションに関係なく状況に応じてテクニックを使い分けられるようにならなくてはなりません。
各選手の出来ることに制限をつけ見限ってしまい、固定化された役割だけの経験しかできず、教えられたポジションごとのセオリーだけを頼りにしてしまうと、選手の成長は頭打ちし、サッカーの楽しさと成長の幅がなくなり、3年生になった時に悲壮感を漂わせながら教えられた事をただ頑張ることだけしかできなくなるでしょう。
直近のTRではプレッシャーのある中でもヘッドアップできるテクニックとパスも含めた駆け引きを重点的に行っていましたが、この2日間のゲームでもゲームを支配する時間が圧倒的に長くTR成果は出ていると感じました。
指導者視点ですが、サッカーの試合を見る時にボールの動きだけを追うのではなく、違う視点で見ると面白く、それは自分達のチーム、選手が『見る側』なのか『見られる側』なのか、言い換えれば『狙う側』なのか『狙われる側』なのかを見ると勝敗とは別にテクニックのレベルが分かります。
この2日間のゲームでは選手達が『見る側』の時間が圧倒的に長く、当然見る時間を長くする為にはテクニックが必要ですが、それも十分に備わってきており成長を感じました。
課題としては特に相手がブロックを引いて攻めて来ない時にでもいかに相手を崩せるか、攻撃ゾーンでバランスを失ってでもチャレンジするアクションが出せるよう切り替えれるかが課題です。
明確に成長のステップを踏んでおり、次の新たな高いレベルのテーマに挑戦していきましょう。
スタッフ 大久保