GWの最終日。
今回はAC等々力ジュニアクラスの4年生と少女クラスの選手達が紅白戦という形で戦いました。
さて、結果や如何に!?
【参加者】
今回は紅白戦という事で3時間みっちり試合を行いました。
せっかくの紅白戦、しかも指揮を執るLLクラスと少女クラス・・。
普通に試合をしてもなんだか違うな・・・。
と、思ったので・・。
両カテゴリー共に「何か」を感じたり、経験してこの紅白戦で少しでも成長できた1日にできるようにお互いに課題を設定して試合を行いました。
数試合見ている中で、課題は明らかになりました。
LLクラス・・。
・フリーになるポジショニング
・素早く、多くのサポート
・情報を与えるコーチング(声)
パワーやスピード面で上回る相手(少女クラス)の選手達の激しいプレッシャーを回避するためにはこの3つのキーファクターをピッチの中で必死に、素早く行わないとゴールにたどり着けませんでした・・。
少女クラス・・。
・情報を伝えるコーチング
・攻撃の優先順位を意識した正しい判断
・パスの受け手と出し手のタイミング
パワーやスピードだけでなく、技術的にもLLクラスよりも1枚上手の少女クラス。
しかし、ピッチでは仲間同士のコミュニケーションが少なく、ボールを受けたとしても常に相手選手のプレッシャーを受けなければなりませんでした。
これでは、正しいポジションに立っている選手にはパスは出てこず、技術的に優位性があったとしてもプレッシャーを受けながらでは、優位性はなくなってしまいます。
両チームにミーティングを実施。
AC等々力が大切にしている・・。
そして、みんなに求めているプレーモデルを整理。
守備は全員が激しくボールにチャレンジしてボールを奪う。
攻撃はなるべくフリーな状況でボールを運び、ゴール前では多くのアイデアを持ってゴールを奪う。
こういったことを成功させるためには・・。
「仲間に情報を伝え続ける事」
要するに・・・。
「声で伝えろ!!」
って事です。
どこから相手が来ているのか。
誰がフリーなのか。
フリーだから呼ぶ。
前を向けるのか、そうではないのか。
そういった情報を伝え続けないと、ポゼッションはできないし、そもそもフリーにもなれないし、常にプレッシャーを受けながらの攻撃になってしまいます。
だから、伝えるのです。
AC等々力の選手達であれば、どうやったらフリーになれるのか、パスを出した後はどうするべきなのか、サポートの仕方はどうだったか。
これは理解しているのです。
だから、全員が常に走りながら声や情報を仲間に伝え続ける事ができれば、自然とゴールに進む事ができるのです。
ミーティング後の試合は見違えるように良くなったと思います。
全員が声をかけ始め、ゲームの質が大きく向上しました。
少女クラスの選手たちはよりフリーでボールを受けられるようになり、高い技術を発揮しました。
LLクラスの選手たちは全員が献身的に走り、多くのサポートとパスコースを作りながら、厚みのある攻撃をすることができました。
苦しい試合が続く中で何度もゴールを脅かし素晴らしい得点も決めました。
色々と書きましたが、たった数時間の中でこれだけの変化があるという事は、まだ選手たちの中にはたくさんの潜在能力があるのです。
そして、それは自分自身がチームのために必死にプレーする事や、高い意識でサッカーに取り組む事で引き出されるのです。
それを少しでも選手たちが感じていれば、今後はもっと変われると思います。
成長のチャンスは山ほどあります。
次、指揮を執った時にはもっと成長したみんなに会いたいです!!
てか、必ず変わってきます!!
以上、声出しすぎて疲れ果てた永元でした。
AC等々力
永元郁真