夢の時間はあっという間ですね。ワールドフットサルCUP最終日です。
フットサル競技と共に、別の戦が始まっていまして‥
リタイアする選手が出始めて、会場に着くと露木コーチも体調不良になってしまいました。
これは、僕達だけでなく、他の国のコーチと話をしても、どこの国でもダウンする子が出ていたので仕方がないですね。
それこそ「思い通りならないスポーツ」をやっているからこそ、そんな時に何が出来るかが大切になってきます。
そんな中、最終戦、体調の悪さと完全に引いて守る相手にドはまりをして、苦しむ展開に‥
僕が用意した打開策は2つ。 相手チームにズレを作る為に入れ替わりとゴレイロも、組み立てに加わる事。
これは少し準備をしていましたが、ゴレイロに対する圧力がかかるので、とても勇気がいる戦い方でした。
しかも3試合目の時にエラーしている事もあって‥なかなか勇気を持って上がれない状況が続いていました。
ハーフタイム、メンバー全員がゴレイロに声を掛けてくれました。
「後半は、お前の上がりが絶対に必要。」
「勇気を持って、上がってくれ。」
「取られた時は、みんなでフォローするから。」
本当に嬉しかったです。
最高に良い奴らだなぁ。
後半、前半苦しんだ形から抜け出し、1点返す事が出来ました。
確かにパワープレー返しの様な形で失点もありましたが、勇気を持ってチャレンジする姿。
みんながカバーしあいながらプレーした姿は最高でした。
試合後も体調不良な子が出て、最後は本当に少ない人数での表彰式となりましたが、みんな精一杯を出し切ってくれたと思います。
結果だけみれば、5敗。なかなか甘くなかったですが‥
それを経験しに来ているので、ある意味スペインに来た甲斐があったと思います。
僕自身、4年ぶりにスペインに来て改めて「世界基準」を感じました。
当たり前を、当たり前にやる!
1人ひとりが自立している。事を感じました。
元バルドラール浦安 監督のシトさんが応援に来てくれていて、いろいろお話させて頂きました。
「どんな子が伸びて行くと、今まで経験から感じていますか?」と質問をすると
「人」との答えが返って来ました。
メンタル的にもフィジィカル的にも戦える事や、日常の生活の話もしてくれましたが、日本人としての特徴など(詳しくはメールを下さい。)ってありましたが、
おおまかに自立って事だと思いました。
そう言う意味で、このスペインでの経験は間違いなく子ども達を自立させて成長させてくれる経験ができる貴重な時間だったと思います。
くり返しになりますが、この場をくれた関係者皆さんに感謝です。ありがとうございました。
最後次回、スペイン遠征の総括をしたいと思います。
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