サッカーいい選手の考え方 個とチームを強くする30の方法 / 鬼木祐輔 【本】
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低学年は、システマチックなことは、本当に基本的なことしかやりませんが、中学年、高学年になると、色々な場面ごとの対応法などの話をします。
流れの中の一コマを切り取って、
「この場合はどうする?」
というのを、一人ずつ確認をします。
最近は、低学年でも役割分担みたいな話をコーチ達にも共有して、伝えて貰うようにしています。
伝える表現は違っていますが、内容は同じことが多いです!(笑)
「味方が困っていたらどうする?」
「どこに行けば良い?」
「どのような声がけをしたら良い?」
ということをコーチングします。
例えば、
「相手左SBの裏にボールが出された時、どのように考えるか」みたいな感じです。
当然、相手SBはボールを後ろ向きに追いかけるでしょう。
さて、その時、味方は何を考えて、どのように誰が動くのか。。。??
寄せるのは、一人?
速さは?
どの方向?
などなど、相手の位置(例えば、CBやGK)などにもより、味方の動き方が変わってきます。
これを、様々にケースとして、ケーススタディをする感じです。
当然、ティーチングが目的ではありますが、これらの場合は、簡単に教えるより、まず考えさせることが大事かと思います。
テーブル上(いわゆる頭)で分かったとしても、実際のPlayになると、ボールウォッチャーになったり、走れなかったりするなども起こって来るので、その時点で確認させます。
これの積み重ねかと思います。
いわゆる「詰将棋」みたいなもので、こう動いたらこうする。こう来たら、こう動く。
ということを段々理解するようになると、自然と動けるようになるかと思います。
色々なチームの試合を見ますが、試合の時だけ、ベンチが
「違うだろ~。こう動くんだよ!!」みたいなシーンを見かけますが、
『いや、それ違うから…』と内心思ったりしています。
練習の時は、指導をしても良いかと思います。
試合の時は、確認とこちらの反省材料にすれば良いかと思っています。
上手く動けなかったのは、練習成果が出ていない…とベンチが反省をして、大人同士で相談するば良いかなと。苦笑
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