間違いだらけの少年サッカー 残念な指導者と親が未来を潰す (光文社新書) [ 林壮一 ]
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最近、チームに参加をしてくれているコーチと、TMの帰りがけにちょっとした話をしました。
コーチ曰く。
「2年生大会で全敗になったようで、1年の強化メンバーも加えて勝てるチームにしませんか?」
ま、色々な考え方があるのですが、いまのうちのメンバーを見た時、それが最善かどうかは微妙かと思っています。
なぜなら彼らは、
『サッカーがまだそこまで好きでは無いのでは?』と感じているからです。
このような状態の時に、勝つためみたいなことで指導をしてしまうと、楽しくなくなってしまうのではと思っています。
確かに負けるよりは勝つ方が楽しいかなというのも判らなくはありません。
ただ、この年代の子供は「勝ち負け」というより、試合ができてボールを蹴れることの方が楽しいのでは?
モチベーションが高い子供(多くは親がその意識が高すぎることが多い)がいると、試合でも結構頑張ってやってくれることがありますが、うちのチームはまだそこまで行っていない感じなので、
『サッカーが好きになってくれて、自分から練習を進んでやれるような子供が増えたら』でも良いかなぁと思っているので、そのコーチにも、
「現時点では、そのようなことは考えていません」と言いました。
『え”…?』というような感じでしたが、
「こちらから指示をするというのでは無く、子供達自身に考えることができるようになって欲しいので、そのような意見を子供達が言ってくれるようなコーチングにしたいと思っています」と言うと、
「そうでもないコーチもいらっしゃるようですが…」
『わは、、、確かに!』と思ってしまいました。苦笑
最近、コーチの中でも熱い情熱でコーチングをする方も若干いらっしゃいますので、
「そうですね。コーチ全員に集まって頂き、またどこかの時点で、その話もしていきたいと思っています」
という話をしました。
私としても、勝ちに拘っていない訳ではありませんが(負けるの嫌いだし、その実、本当の負けず嫌いなので(笑))、その試合の子供達への指示だしで勝っても意味が無いかなと思っています。
こちらが全体で勝つための作戦とコーチングで子供達に託させて、ピッチ上では子供達が主体的にその場面をどうすれば最善なのかを考えられるようにすることが目的ですので、その結果、勝ちに繋がれば良いかと思います。
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