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■追い込む言葉の昨今の違い
2025-09-16 05:00:00
Vigor品川

■追い込む言葉の昨今の違い

・昭和の指導

昭和の時代は、スポーツは「根性」や「気合」といった精神論で強くなるものという考え方が一般的でした。
アニメの根性ものが多かったですし…。(笑)

「追い込む言葉」は、選手を精神的に追い詰め、限界を突破させることを目的としていました。

例:

「お前はそんなもんなのか!」

「気合が足りない!」

「もう一歩踏ん張れ!」

「最後まで走り切れ!」

このような言葉は、選手に反骨精神を芽生えさせ、強くなる選手もいましたが、一方で萎縮してしまったり、精神的に不安定になったりする選手もいました。


・現代の指導

現代の指導では、科学的根拠に基づいたトレーニングが主流であり、選手の心理的な側面も重視されます。
「追い込む言葉」も、選手自身の成長を促すための言葉に変化しています。

いわゆるコーチングスタイルですね。

例:

「今のプレー、なぜできなかったかな?一緒に考えてみよう」

「次はどうすればいいか、自分で考えてごらん」

「もう一歩踏み出せれば、もっといいプレーができるよ」

「君はもっとできるはずだ。どうすればいいか、一緒に考えてみよう」

このような言葉は、選手に自律的な思考力を養わせ、自信を持って課題に取り組む姿勢を育みます。
さらに、失敗を恐れずに挑戦できる環境を作ることで、選手のモチベーションを維持し、長期的な成長を促すことができます。

昭和の指導は「監督に従う」ことを美徳としましたが、現代の指導は「選手が自ら考える」ことを重視しています。

この違いは、サッカーに限らず、現代のスポーツ指導全体の大きな変化と言えるでしょう。

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