2024/01/04
新年のご挨拶
3月12日(火曜日)少年団と聞けば、「親もあれこれしないといけないのでしょう?」「何かと大変そう」という声を聞くことがあります。
そうした声を聞くたびに残念な思いをしています。確かに単純にサッカーを教える習い事として考えて、お金さえ払って預けることができる場所があればいいのかもしれません。
しかし、少年団の場合(若久では)、多感な時期の子どもの成長に焦点をあてているところが若干ちがうように思っています。
指導者は若久の「明るく強くたくましい子どもを育てる」という趣旨に賛同し、他の仕事をしながらボランティアで活動に関わっています。また、公民館サークルとして地域の皆さんの理解や協力を得ながら運営するという性質上、保護者の存在は必要です。とはいうものの、保護者も大変忙しくしている昨今ですので、過度に協力を期待する訳にもいかないのが現状です。
いま新年度へ向けて、今日の情勢に沿った活動や運営ができるように見直しているところです。そのいくつかを紹介しますと、
①当番活動という縛りはありません。
②校庭開放指導員をしなくてはならないという
こともありません。
③試合会場に行くために、車出しの協力をお
願いをしないと動けないこともありますが、
チーム所有のワゴン車やマイクロバスの活
用も考えています。
④ホームグラウンドでの活動を増やします。
⑤子どもの体力的な負担も考慮した計画的な
活動をすすめます。
⑥連絡事項等はスマートホンのアプリを活用
し、迅速に行います。
⑦サッカーをしている子だけでなく、普段は我
慢している兄弟達も楽しめる企画に取り組
みます。(花見、バーベキュー、キャンプ、
親子サッカー等)
そして、なによりも子ども達がグラウンドに行くのが待ちきれないような練習を行います。
そして、忙しいのは大人だけでなく子ども達もあれこれサッカー以外の習い事でいそがしいようですね。若久では、自分で練習に参加する日を選べます。1日でもいいし、練習日全部でも、月の会費は同じです。いわゆる定額制サブスクです。
最近は土日は家族みんなで過ごしたいという考えもあるようです。ですから、平日だけの参加も可能です。逆に、平日は難しいけど土日にサッカーしたいというのもありでしょう。
急に予定が空いたから、今日練習したいなと思ったらグラウンドに来たらいいのです。それもありです。これは昔から変わりません。「グラウンドに行けば友だちがいる。仲間がいる。」というのが若久の考え方です。
子ども達が、保護者のそばで、素直な笑顔を見せながら過ごす時間はほんのわずかです。
この貴重な時間を大人の都合で無駄にしてはもったいないと思います。
もし保護者に協力をお願いするとするならば、一番にお子さんを褒めてあげて下さい。ということでしょうか。
これからの世の中も大きく変わっていこうとしています。激動の時代を、子ども達が自分自身の力で生きていくには、多くの大人に触れ、認められ、仲間と喜びをともにする機会と時間が必要と考えています。
若久はそんな場を提供するところだと考えています。