2024/01/04
新年のご挨拶
5月12日(日曜日)昨日と今日の二日間、グローバルアリーナで開催されたFair spirit CUPに参加してきました。実力のあるチームが集まった中、若久の子ども達が戦えるのだろうかと不安な気持ちで会場に足を運びました。蓋を開けてみると先週のいゴールデンウィークの三日間、鹿児島の大会でいろいろな学びをしたおかげで、その勢いそのままに、みんなで大いにサッカーを楽しむことができました。
今年は、3年生を複数名かり出さないとチーム編成ができないほど小人数となった状態ですが、子ども達の成長ぶりには指導者もビックリです。
一人一人が「自分が主役になるんだ」と今できる力で精一杯ピッチで走りまわっていることに感動です。また、苦しい展開となってもあきらめずにいること。さらには一人一人が笑顔でサッカーを楽しんでいることに一緒になって喜びを感じていました。
4月に新チームとしてスタートしたときには、子ども達も保護者もそして指導者陣も不安の方が大きい状態でした。練習日のグラウンドには数名しか集まれず、ともするとコーチ陣の方が人数が多い日もありました。そんな状態の中、一つ一つの練習をみんながしっかり取り組んでくれました。子ども達が通う学校では「まだ若久でサッカーしているの?」と心ない言葉をかけられて泣き、落ち込んだ子もいたそうです。でもそんな意地悪にもくじけずに努力し続けた結果が少しずつ実を結び始めています。3年生も急にU12のチーム相手にプレーをすることになり弱気になってしまうところ、逆に相手6年生にイヤがられるぐらい粘り強く体を張ったプレーをしています。もうU9のゲームはおもしろくないと言い始めるかもしれません。4月から本格的にサッカーを始めた子も、今日は大活躍でした。もう何年もサッカーをしていたかのようです。新年度がスタートして1ヶ月。ゼロいやマイナスからのスタートだったのに今は試合が待ち遠しくてたまりません。この調子でいくと、あっという間に一年が終わってしまいそうです。
応援してくださっている保護者の皆さんも「楽しい~」と話して下さいました。無理をするのではなく、出来る範囲内で、でも子どもの成長をしっかり楽しもうとしておられます。若久では、創部当時から子どもの成長を一番に考えます。そして練習に打ち込んだ結果、数々の成果を上げていました。しかし最近はともすると世間では「試合に勝つ」「優勝する」ことを追い求める風潮を感じますが、子どもの将来はどうなるか分かりません。もちろん試合で勝つことで学ぶこともあるでしょう。でも「負けて覚えるサッカーかな」でもあります。大事なのは、今の自分の力をみて、目標を持ちみずから努力することです。また、そうした仲間をどれだけ得るかが大事です。今の若久チームは胸を張ってそうした子ども達の集まりだと言えます。今度の週末は、U12リーグ戦です。当然ながら厳しい戦いとなるでしょう。それでも一歩も臆することなく立ち向かっていく子ども達にエールを送りたいと思います。
最後に、素晴らしい大会にお誘いいただいた東福岡クラブの皆様、雨の中にもかかわらずテキパキと運営に動かれていたスタッフの皆様に心からお礼申し上げます。
※子ども達の奮闘の様子は、Instagram wakahisafcでも紹介しています。ぜひご覧下さい。