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2026/02/27 16:45
安北フットボールクラブ
【技術指導よりも大切な「心」の指導】
僕が指導している南葛SC U-15では、ご存知の通り技術指導を中心に行っていますが、実はそれ以上に大切にしていることがあります。
何のために技術を磨くのか。それは上手くなるため…のその先、試合で勝つためでなければいけません。
サッカーという競技は、試合に勝つのが目的。そのための手段である技術を磨いている、ということです。
ただ、技術を磨いても、試合に勝つためには、1人では勝たせられません。
仲間の力が絶対に必要です。
自分1人で11人の相手と90分戦って勝つことは100%不可能。つまり、仲間の力は絶対に必要なのです。
ボールを奪われた時、全部奪い返せない。仲間が奪い返してくれます。
ボールを持った時、前方に走ってくれる仲間がいるからパスを出せる。
もし走ってくれなければドリブルでしか前進できないことになる。
点を取るために、点を取らせないために、勝つために仲間は絶対に必要なのです。なのに…。
勝ちたい気持ちが出過ぎて、ミスをした仲間に文句を言う。もしくは、不満な態度を表す。
いやいや、待て待て。
君はミスをしていないのか。完璧にプレーしているのか。
君はその仲間に助けられてるだろ、と。
僕のチームでは、こういった発言や態度は絶対に許さない。プレーを止め、理解できるまで説明する。
よく考えてください。
そういう仲間と一緒に練習をして楽しいですか?
そういう環境で練習をして、上手くなりますか?
答えはNO。
だから僕は絶対に許さない。
いじめは、いじめられた方の原因ではなく、いじめた方のみの原因です。
なぜなら、いじめる方がそういった言動、行動にでなければ、そもそもいじめは起きない。
だからこそ、いじめっ子を生まない環境づくりや教育、指導が重要だと考えます。
それを僕は、サッカーが大好きな子供たちが集まった中で、サッカーを通して伝えています。
どういう選手になってほしいか、どういう大人になってほしいか、それを、技術指導以上に大切にしています。
誰でも、意識的であれ、無意識的であれ、加害者になる可能性があります。
うちの子は絶対にないと思っている子が、そうなることがあるのです。
ちょっとした、些細な発言や態度が、自分はそういうつもりはなくても、相手を不快にさせることがあります。
それが積み重なると、取り返しがつきません。指導しない=認めている、ということ。
だから僕は絶対に見逃さない。
見過ごさない。
大好きなサッカーを、相手の気持ちを思いやれる仲間たちとともに真剣に切磋琢磨する。
そういう環境が、サッカーの上達につながると思っているし、そういう環境で育った選手たちは、サッカーを通して学んだ考え方で、次のステージのチームでも、サッカーを離れたところでも、みんなから信頼される人間として活躍できるでしょう。
一流選手は、ただ優れているだけではない。周りから引き上げられたり、押し上げられたりする人柄を備えているから、みんなが羨むその先に到達できるのです。子供たちの未来のために。
代表 森 一哉
南葛SC より引用
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