鳥取のジュニアサッカーの速報サイト
2024/11/24 17:11
八頭フットボールクラブ(八頭FC)U-12/U-15
【1日目】準々決勝
vs アミーゴ ●1-1(PK1-3)
【2日目】フレンドリーマッチ
vs トレイス ◯3-1
【1日目】
準々決勝ではハイライン&ハイプレッシャーでくる相手に対して前半の入りはのまれながらも、選手達が少しずつ変化させながら流れを掴みかけてはミスが発生し複数得点が取れる流れを作るべき試合で流れを作れずに苦手なPK戦で敗退しました。リズムを掴むチャンスはあったのでピッチの中で流れを変える事は出来たはずです。
ミスとはボールを扱うミスだけではなく、守備で行くべきタイミングで行かないミス、攻撃で正しいタイミングでサポートできないミスも含めます。
まだまだテクニックレベルが足りない事を教えられました。
八頭FCのサッカーは決まり事が少なく、つなぐ、運ぶ、パス、ロングパスを選手達が常に判断を伴いながらプレーを行うスタイルでボールを扱いながら、動きながら必ず『見る時間』を作る必要が有ります。さらにテクニックを上げなければ速い相手に対してもっと主導権を握ることはできません。
ベンチからの指示で決まり事で流れを試合の状況をマシにしたとしても、そうしてしまうとよりレベルの高い相手に対してピッチの中で変化を起こせなくなり常にベンチからの指示が必要なゲームになってしまいます。
【2日目】
2日目はこの冬の伸びしろを最大化する為に少しゲームに対する選手達の考え方を変えました。
『楽しさ』に『責任』をプラスする事。
『楽しさ』はサッカーの躍動感に繋がります。
しかしその裏には一つ一つのプレーの『責任』があるという事。
サッカーはミスがあるべきスポーツですがそれには責任が必ず伴います。
・一つのパスミスで7〜8人の選手が何10メートルも守備に戻らなければいけないこと。
・得点チャンスを外す事で流れが半端なく大きく変わる事。
・蹴って走るサッカーではなくつながりを求めるサッカーなので一人の関わりのなさテンポの遅さで10回あるべきチャンスが2〜3回に激減してしまうこと。
・ボールを奪われた後に奪われた選手が責任を放棄する事で
失点につながる事。
・一人走れなくて守備に行くのが遅れれば何人もの選手がスライドしてリスクを冒さなければならなくなること。
こんな重たい責任を感じながらそれでも楽しいのが本来のサッカーですし、責任を果たす覚悟を持ってピッチに立つのがゲームに出ている11人に必要な資質です。
今日は選手の基準を上げるため、決まり事は全く決めず、どんなミスなのかの基準を厳しく伝えました。
ゲーム内容としては試合の中で徐々に一人一人が最低限の責任を果たし、プレーに連続性が生まれ、攻撃的なサッカーがやっとでき始めました。
『責任』だけでは悲壮感の漂うチームのようになってしまいますが、
『楽しさ(躍動感)』に『責任』をプラスしていく事がこれから必要になります。
そうする事で今あるテクニックに『プレーの質』が上乗せされ、何倍も攻撃的なサッカーができるようになります。
これから先大切なのは普段のトレーニングの意識を変えていく事。
ミスを恐れず、しかしミスの重さは感じている事。
冬の期間の約3ヶ月は非常に重要です。
この中学生年代では夏まで0-10で負けていたいたチームが冬を越え1-0で勝つような現象も、(その逆も)多く有り、大きな冬での変化を今まで数多くのチームで見てきました。
チームとしても後1つ2つ乗るだけで圧倒的な変化が生まれる状況に有りますが、個人個人でも責任を楽しさに上乗せして下さい。
ミスの重さに気づいたならば普段のTRの意識を変える事。
走れないと気づいたならば、日常生活でやるべき事をやる事。
試合だけ改善し評価してもらおうなんて甘っちょろい考え方を捨て去る事。
自分の出来ていないこと、分かっていないことに気付きTRを真剣に取り組むこと。
試合の時間よりも何十倍も普段のTRの時間の方が長いという当たり前に気づく事。
TRの姿に選手の本当の姿がある事。
ものすごく良い機会になった2日間でした。
もし選手の意識が変わればこの冬で大きく飛躍すると確信しています。
スタッフ 大久保
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