U12はAチームは県リーグではブロック優勝とフジパンでは西三河の代表決定戦を勝ち抜き県大会へ進み、Bチームも西三河リーグの1部でくらいついて頑張っている。君達が成長するうえで大切な試合の時間です。

ブラジル時代、紅白戦にも出させてもらえなくて、グランドのまわりを走っていた事は今でも悔しくて忘れられない。試合に出場するより、まずは紅白戦に出場するために毎回のトレーニングを大事にしていた。だからみんなにも試合とトレーニングをより大切にしてほしい。

私のブラジル時代の恩師に言われて記しておいた話を伝えます。

『試合に出場する事は、私が順番にプレゼントするものではない。練習も試合もコンペティションであり、競争だ。練習の時点ですでに競争が始まっている。みんながベンチ入り、スタメンを争うのに、一定のレベルを要求されるのは当然だ。公式戦は今までの練習、試合の自分への評価でもある。『公式戦は誰でもプレーできるわけではない』という考え方を貫くのが、メンバー外となった仲間への尊重というもの。目標に向かって熱心に練習している選手達を『順番だから』と試合に出すわけにはいかない。君たちはまだ子どもだ。だがサッカー選手でもある。子どもだからと言って、いい加減な事は私はしない。』

あるサッカー選手が、ロスタイムに交代出場して決勝ゴールを決めた際に言った言葉。

『ロスタイムに出場？1分だろうが1秒だろうが時間なんて関係ない。その1分1秒を大切にしてきたから、ロスタイムに出てもゴールを決める事ができたんだ。その1分のためにどんなに苦しいトレーニングもやるんだ。』

プロの選手が1分1秒を大切にしている。
みんなはまだ育成の段階、今以上にトレーニングを大切にしないといけない。

U12は小学生ラストイヤーなのでどのチームも強い気持ちをプレーに表してくる。「6年生も後少しだし、中学のチームも決まったし」と考えるのか、将来を見据えて、目の前のハードルを真剣に乗り越えようとするために、一試合、ワンプレーを大切にするのか、その紙一重の意識が大きな成果の差を生む。

何が大変ってそれを続ける事なんだ。

でも、それを続ける事でみんなのレベルは上がってくる。

この年代はホントに大切。ちょっとでも妥協したり、甘い考えでいると必ず跳ね返ってくる。自分がプレーしていた時、それと指導していて、そういう選手達は100%（これマジ）次のステップで高いレベルについていけず、結局辞めたりする。この時期しかない成長する貴重な時間を無駄にしていってる選手をみてきた。

必ず矢印を常に自分に向ける事！

自分を磨き続けろ！