岐阜のジュニアサッカーの速報サイト
2023/04/16 01:04
那加一サッカースポーツ少年団
久しぶりに時間が取れた。
3月から今までの1ヶ月半は、サッカー関係の資料作りと手続き処理、報告書作成、会議参加の繰り返しで、とにかく忙しい時間を過ごした。睡眠時間を全く取らずにサッカーのトレーニングに参加することも多々あり・・・。
ようやく落ち着いたので、現状のチーム状況を考えてみる。
毎年、毎年、いつも現状を分析して、何のトレーニングに力を入れていこうかと考えていたが、今年度の新チームになって、じっくり考えているようで、しっかりと分析する時間が取れていなかった。
先週、箇条書きにて書き出してみる。チームとして①出来ていること。②他チームより上回っていること。③出来ていないこと。④他のチームより下回っていること。選手一人一人についても同様に箇条書きして書き出してみる。
書き出してみると、やらないといけないことが現れた。
今年度の選手たちの技術は高い。ボールの扱いは上手だと思う。
但し、相手がいない状況なら・・・。
気になることはこの1点。
やらないといけないことは色々あるんだけど、特に気になるところはこの1点!この部分が1番気になるんだよな。
何でかな?って考えてみる。
『観ていないから』
このチームの選手たちのポイント。『見てはいる』んだけど、『観てはいない』
トレーニングのメニューでは、『観る』という漢字が使われる。『見る』じゃないんだよね。うちの選手は、みんな『見る』なんだよな。それでは、状況判断出来ないし、良い選択、良い判断出来ないし、今何をしたら良いかってこともわからない。そんな状況では、技術を持っていても使うことできない。
『見る』と『観る』の違いを辞書にて調べてみた。
『見る』・・・意図せず目でとらえること
見るとは、意識せずに目でとらえることを表し、目で事物の存在などをとらえて、視覚にいれるという意味がある。具体的には意識せずに人や物が視覚に入って来て、その形や内容を認識した場合に『見る』を使用。
『観る』・・・意図的に目を向けること
見るよりも意図的に目を向けて、形や様子を探るというニュアンスを持つ。対象物を見極めようという意識や行動があるので能動的です。
うちの選手たちは、『見て』いるんだけど、『観て』いない。
先日、ある高校の指導者と少し話をしたんだけど、ジュニアの時にボールの扱いをやるのは当然だけど、オフザボールの動きをトレーニングすることはとても大事だとの話がでた。
ほかっておいても選手はボールを見ます。何にも言わなくても試合中はボールを見ている。だから、ボールでないところのスペースだったり、味方の状況だったり、相手の状況だったり、自分のいるエリアはどこなのかだったり、ボール以外のところも『観て』状況を判断する能力を上げる必要がある。
『観て』判断する能力を上げる。
簡単に文書で書いてみるが、実際の中で選手に落とし込むのは難しい部分。だけど、他県では当然のように落とし込んでいること。
今まででもそうだったからあんまり気にしていない。
最初は、みんな難しいんじゃないかな!ジュニアに早い!って思っていたメニューが今ではうちのチームでスタンダードのメニューになってること多い。
だから今回も取り組んでいこうかなって思う。『観る』と『見る』の違いがスタンダードに・・・。
夏休み明けの9月に向けて個のレベルとチームのレベルを上げていく。
楽しみな選手がたくさんいるので、9月に向けて、レベルアップが出来るように積み上げていきたい。
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