岐阜のジュニアサッカーの速報サイト
2024/05/22 22:07
E.C.REVANTE(レヴァンテ)
先日は、保護者様向けアンケートにご協力いただきありがとうございました。
そこでいただいたご質問について
毎月の食トレ通信やブログでお返事していきたいと思います。
今回は
胃を壊しやすい選手への対応
新学年になり2ヶ月弱。
夏までに!をアドバイスしたこともあり、今まさにチャレンジ量を少量ずつ食べ進めている選手は多いと思います。
その中で、なかなか進まない選手と、順調に増えている選手とに分かれてきます。
なぜ食トレが進まない?なぜ増やすと胃を壊すの?
「噛む意識」はどうか?
胃を傷める原因として、まずは
しっかり噛めていない
が第1に挙げられます。
噛むことで出る唾液は消化液。糖質を分解する消化酵素を含んでいます。
胃で行う消化を、口の唾液が助けてくれて胃の負担を減らします。
そのあとの腸での吸収もスムーズになるので
しっかり噛んで食べるよう意識づけ・習慣づけしましょう。
いきなり増やしすぎていないか?
学年が上がり、目標のごはん量が増えた選手もいます。
ただ、食事で増やすのは
1食につき、カレースプーン1杯分のごはん量。約10gです。
カレースプーン1杯分だけ増やしてみて
便を見て、胃の調子も見て
変化なく過ごせれば、翌日またカレースプーン1杯分だけ増やします。
たんぱく質が多すぎないか?
筋肉や骨の材料になるたんぱく質は
アスリートにとって不足なく摂りたい意識が働きますね。
ただし、量が必要以上に多いとおなかを下すことがあります。
ジュニアプロテインなどもありますが
飲まなければいけないほど食事で摂れていないのか?を見直す必要があります。
6:4の食事に心がけて、
燃えやすいカロリーバランスで食べましょう。
冷たいものが多くなっていないか?
暑い環境下でのサッカーは
運動による筋温の上昇に加えて、遮熱でも体温が上がるので、運動中に冷たい飲み物を摂取し続けます。
家に帰ってからも、冷たいものを飲みすぎたり食べすぎたりしていませんか?
冷たい食事や食べ物・飲み物は胃腸を冷やすので、働きが弱まってしまいます。
食事では、あたたかいみそ汁やごはんで胃腸を冷やしすぎないようにしましょう。
保護者のみなさま
日頃より、選手たちの食事や補食にご協力いただきありがとうございます。
関心を寄せていただき感謝いたします。
アンケートでいただきました質問について、今後の通信やブログのテーマにして順にお答えしていきますね。
公認スポーツ栄養士 森映子
(C) 2015-2019 全国ジュニアサッカー応援団