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【栄養サポート】ジュニア期の成長と特徴成長

2024/09/25 21:11
E.C.REVANTE(レヴァンテ)


【栄養サポート】ジュニア期の成長と特徴成長

期のレバンテ世代にとって、健全な食生活を送ることは今の心と身体の健康はもちろん

一生を通じた望ましい食習慣を身につけるためにとても大切な時期です

今回は、ジュニア期の成長と、適切な栄養摂取の考慮点を見ていきましょう

 

 

スキャモンの発育曲線

 

スキャモンの発育曲線とは

20歳の時の臓器重量を100として、

各年齢の発育発達状況を4つの型に分類し、その発育曲線を示したもの。

 

①一般形

全身的形態、内臓、骨格、筋肉、血液量 などを示す

乳幼児期と中学生時に発育が著しい

②リンパ型

胸腺、リンパ組織、扁桃腺 などを示す

成語急速に発育し、10~12歳頃に成人の2倍になってその後退縮する

③神経型

脳、せき髄、視覚器、頭囲 などを示す

乳幼児期に急激に発達して10~12歳頃に完成

④生殖器型

睾丸、卵巣、前立腺、子宮 等を示す

一次性徴:器官や組織の発育期

二次性徴:乳房の発達や、ひげやのどぼとけの発育

12歳以降に急速に発育がすすむ

 

 

 

発育には性差も個人差もある

 

【性差】

男子:12~14歳頃

骨格と筋肉が発達する

女子:10~12歳頃

月経がはじまり、皮下脂肪がつく

【個人差】

早熟、晩熟、中間型に分けられる

身長が目安の一つになる

 

 

各器官ごとに発育の時期が異なる

 

【運動機能の発達過程】

握力、背筋力、呼吸機能の発育に伴って、瞬発力と持久力が向上する

持続的・技巧的な全身運動ができるようになる

手先が器用になり、精密な動きが増す

 

【小学生時期】

スポーツの基礎技術を習得しやすいので、オールラウンドな身体つくりが適しています

【中学生時期】

呼吸循環機能が発達するので、持久力向上を目指す運動が適しています

 

 

 

ジュニア期で多く必要なカルシウムと鉄

 

ジュニア期では成長が著しいため不足しやすい栄養素があります

 

【カルシウム】

身長の伸びが大きいので、骨形成のために必要

成長期のカルシウム摂取が、将来の骨量増加に影響する

【鉄】

成長に伴って血液量が増加するため必要

男子では、急速な発育や活発な運動で血液の生成がおいつかず貧血に

女子では、月経に伴う失血も重なって貧血に

 

カルシウムも、鉄も、スポーツ時に汗と一緒に出てしまうので

レバンテのみんなは、スポーツをしない友達以上に摂る必要があります

 

 

ジュニア選手と成人の栄養摂取の相違

 

ジュニア選手が適切な栄養摂取を行うことは

・健全な発育のため

・競技パフォーマンスの向上

・けがやスポーツに起因する疾病を予防するため

に重要です

 

ジュニア期では成人と比較すると

・身体の成長のため、体重あたり多めのたんぱく質が必要

推奨は 1.40g/㎏体重/日

・骨の増大を維持するため、カルシウムは多めに必要

推奨は 800~1500㎎/日

・体重あたりの運動時の代謝が高い

サッカー 1日3時間の運動で、身体活動レベルは2.00

・運動時に脂肪を多く利用する

推奨は 25~30%kcal/日

・水分摂取よりも多く発汗による脱水を起こしやすい

飲む量よりも発汗量が上回りやすい傾向がある

・脱水や熱中症を起こしやすい

体温調節機能が低い 熱順応が遅い 発汗機能が不十分

 

多くの考慮点があるので

日々の食事や補食に生かしましょう

 

保護者のみなさま

 

レバンテの選手たちは、同年代のお友達と比べると

運動によるエネルギー消費量が高く、エネルギー必要量も高くなるため

栄養摂取は「量」と「質」の両方を充実させる必要があります

1日3食のエネルギー配分は、3000kcal/日なら

朝:900kcal 昼:900kcal 夜:1200kcal

がいいでしょう

バランスは「6:4」!

総カロリーに対して60%のごはん(主食)

具だくさんのみそ汁(副菜)と、おかず1~2品(主菜)

基本はこのスタイルで食トレを進めていきましょう

日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士 森映子

 

 

 

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