雪上サッカー。
子供の頃冬場になれば毎日のように雪上を走り回り、ボールを蹴って、また走り回る。
そんな日々を過ごしながらサッカーを楽しんでいた。
子供にとっては、生まれ育つ場所を選ぶことができない。
岩手に生まれた以上冬場の寒さや雪などは避けては生きていくことはできない。
だからこそ、この環境を利点にし、強みとしていくしかない。
岩手ではどうしても年間通してグランドでトレーニングや試合ができない。
冬場は狭い体育館で限られたトレーニングしかできない。
だからといって、雪国からスター選手が生まれないわけではない。
特に野球は岩手から多くのメジャーリーガーを輩出し、活躍もしている。
岩手県出身プロサッカー選手だって沢山いる。
レジェンドもいっぱいいた。
雪国というワードを逃げ道にすることなく、雪国だからこそサッカーの楽しみ方を見つける必要がある。
今日は練習の冒頭にチーム対抗雪だるま作りをした。
結果は雪質の問題もあり、雪だるまらしい雪だるまはできなかった。
そんなことはどうでもいい。
雪だるまが出来上がることが大事ではなくて、雪だるまを作るために、チームで協力して、工夫をして作ることができたかどうか。
チームによって、カラーコーンを活用して雪を集め、だるまの土台を作ろうとしてたり、ジャージを活用して雪を運んでいたり。
何よりも3年と5年生がそれぞれの持てる力をお互いに発揮し合いながら、取り組むことに意味がある。
実際サッカーは1人でできるスポーツではない。
だからこそ、仲間の助け合いや支え合い、お互いを認め合いながらプレーしていく関係性が必要である。
ダメなとこに目を向けるのではなく、良いところや特徴に目を向ける、そして活かしていく。
雪だるま作りとかただの遊びかもしれない。
子供の成長は遊びの延長線上に詰まっていることが多い。
大人が敷いた当たり前のようなレールに乗せて歩ませれば、失敗することも少ないかもしれない。
しかし失敗しないで成長し、歳を重ねていった先には、大きな挫折しか待っていない。
サッカーも習い事の延長ではない。
遊びの延長線上で身につけた技術やテクニック、判断に勝るものはない。
ブラジルの子供達はサッカーを大人に教わってない。
ストリートサッカーと言われる、道端でサッカー好きな仲間が集まり、みんなで遊びながら技術を身につけ、判断やアイデアを身に付けていく。
そこに大人はいない。
ボールがあって、人がいて、グランドがあればサッカーは成り立ってしまう。
大きい子も小さい子もいれば、試合が公平になるようなルールを自分たちで勝手に作り、試合を盛り上がるように考える。
大人は見守ることが大事。
「親」という漢字は、木の上に立ち見ると書く!!
我々は子供のやる気を見守り、支えることが大事である。
話は少し逸れてしまったが、遊びの延長線上の技術、テクニック、判断を大事にすべく、今日は雪だるま作りを行った。
できたかどうかが大事ではない。
作るために何をしたのか、どう行動したのか、工夫をしたのか。
そこに目を向けるべきである。
試合もそう。
勝ったかどうかが大事ではない。
勝つために何を準備したのか、何を話し合ったのか、目標を定めていったのか。
そのプロセスが大事だということ。
プロセスとフィードバック、そしてアクションを取る。
全てはこのサイクルに詰まっている。
この雪国をハンディにするのではなく、雪国だからこその強みをさらに活かすべく、残り数ヶ月の雪上サッカーを楽しもう。
ただ、やはりグランドでサッカーしたいから、遠征もしたい。
ジュニア監督 山内圭介