愛知の少年サッカー・ジュニアサッカー応援情報サイト

年末から始まった高校サッカー選手権も1/8成人の日に行われた決勝戦が終わり、青森山田高校の優勝で幕を閉じました。

決勝戦の入場者数は55.000人を動員し、改めて高校サッカー選手権がスポーツ界の人気コンテンツだということを示しました。

今大会は私が初めてU15を担当した世代が出場している大会なので自ずと見る機会が増えました。

OBも出場し活躍していたので、いつもより楽しませていただきました。

そんな高校サッカー選手権を見て、15歳までに身につけたいものが沢山あると感じましたので書こうと思います。

決勝戦は青森山田vs近江

言わずと知れた高校サッカー界の横綱青森山田に関西の技巧派軍団が挑む図式でした。

青森山田の強みは高校生離れした圧倒的なフィジカルと言われています。

今大会、実際に青森山田高校の試合も現地で観戦しましたが、身体の大きさ、太さが対戦相手よりもひと回り大きかったです。

近江高校の強みはテクニックを駆使しながら全員でゴールへ向かうハードワーク+テクニックの融合。

近江高校の試合も現地観戦しましたが、カタチになった時には選択肢が多く、必ずフィニッシュへ結びつく迫力もあります。

見ていて本当にワクワクするような攻撃でしたね。

決勝戦の戦評は専門家に任せ、私は指導者の観点から今回の選手権で感じた個の分析をしたいと思います。

高校サッカー選手権の戦いは殆どのチームが完全にトーナメント仕様でテクニック面よりもロングスローやセットプレー、PK戦なども含めて「準備」をしているチームが勝ち上がった印象です。

あまりクローズアップされないですが、局面の個のテクニックで高い選手が見られるのも面白さのひとつ。

実際に優勝候補の静岡学園は初戦敗退だけど、プロ内定者は今大会最多の3名を擁しています。

(優勝した青森山田は0名)

結論を言うと15歳までに身につけたいものはテクニックです。

フィジカルは高校生からでも間に合うし、それだけに頼ってしまうと身につけなくてはいけないものが失われていきます。

ちなみに青森山田の選手たちはフィジカルだけでなく、テクニック面も優れています。

実際に青森山田高校に EASTの選手を連れて行きましたがテクニック面の指導も当たり前に細かく行われていました。

今回、私が現地で実際に見て素晴らしいと思った選手は近江高校の④番の選手。

VOでゲームを作り、近江高校の前線で人数をかけられる波状攻撃の基点になっています。

⑩番の選手がDFラインから掛け上がれるのも彼がバランスを取れるし、長短の正確なパスを供給できるので迷いなく信じて上がれる。

彼の「認知」レベルは相当高いなと感じました。

フィジカル等の能力が抜群に優れているわけではないですが、頭の中のレベルが相当高い。

だから早く正確にプレーできる。

フィジカルの「速さ」ではなく頭の中の「早さ」で勝負している。

それに加えてボールを持った時の技術も高い。

認知レベルが高いことで選択肢が複数あることが彼のストロングポイントです。

ユース年代以降で活躍するためには

15歳までに認知+技術=テクニック

を身につけていきたい。

初蹴りで会ったOB達にも確認した。

高校生になってサッカーで困ったことはあるか？

「フィジカル面は一年では苦労したけど、慣れてきたら普通にプレーできるようになりました。」

多くのOBがそう答えた。

「認知」→「分析」→「判断」→「実行」

のサイクルがちゃんと身についているからだと安心した。

優秀選手に選ばれた名古屋高校の遼馬は上背はそれほど高く無いが競り合いがめっぽう強い。

それは「認知力」が高く、ジャンプするタイミングが良いのとヘディングの技術も高いから。

認知力が低かったら全国大会のレベルでは決して活躍できない。

そんな要素も優秀選手に選出された要因だと私は思う。

今回の選手権を見て、改めて15歳までに身につけなくてはいけないことを再認識した。

いや実は15歳では遅いかもしれない。

12歳までに身につけていけたらよりサッカーは楽しくなる。

星稜の⑩滉希もマリノスの俊介も、松本山雅の優成も、 EASTジュニア時代の12歳で既に身につけていた要素。

これからも認知+技術、そして動作にこだわって指導していきたい。

そんなことを改めて思った高校サッカー選手権でした。

指導者が選手へ伝える言葉、トレーニング内容で選手は大きく成長する。

今シーズンも良い刺激を与えられる指導者を目指していきたい。

今年も開催が決定しました！

本格始動は4月から、それに先立ち下記の日程でセレクション&体験会を行います。

12歳までに身につけたい基礎から13歳以降のジュニアユース年代で必要とされる応用まで独自の EASTメソッドで指導するスクールです。

他のチームに所属している選手も参加できます！

①2/19 （月）１７：００〜１８：１５

②2/26 （月）１７：００〜１８：１５

③3/11 （月）１７：００〜１８：１５

④3/11 （月）１８：１５〜１９：３０

@愛知フットサルクラブ

対象:新5.6年生

募集人数:各日程10名

＊定員になり次第締め切ります。お早めに申込みください。

沢山の応募お待ちしております。

お申込みフォーム

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https://x.gd/vtpNP

この件に関してのお問い合わせ先

担当:中尾（ EASTジュニアユース監督）

nagoyafc_nakao@yahoo.co.jp