2024/01/04
新年のご挨拶
クラブユース選手権レポート第4段は週末の激闘を振り返ります
全国大会出場の切符は残り2枚
その2枚を愛知県の街クラブ4チームが争うという非常にスリリングな熱い戦いが愛知県会場のテラスポ鶴舞で開催された。
昨年は、ここで涙を呑んだ舞台
一年前はスタンドで応援していた選手たち
悔しくて泣いていた先輩たちの姿を見ていた
「来年は俺たちの代で絶対に全国に出る!」
そう心に誓った日から一年
この日、現実にピッチに降り立った。
いざピッチに立つと、緊張、不安など様々な感情が湧き上がってくる
私の仕事はその感情をコントロールし、選手たちのパフォーマンスを最大限に上げること。
試合前のMTGでは、先輩からのメッセージも伝えた。
「まずはここまで勝ち進んできたことに自信を持って今日の試合に挑んで欲しいです。僕たちは去年この舞台で負けました。その分今年は勝って中尾監督を、家族を全国に連れて行ってください。
そして何よりイーストの誇りを持って愛知県対決を制してください!
あまり会場の雰囲気にのまれすぎず得点しても落ち着いて、失点してもみんなで大声で声をかけ合って気持ちを落とさないようにしてください。みんながイースト初の全国大会に行けると信じてます!石川県から応援してます。」
昨年の舞台を知っている16期生yuumaから熱いメッセージ、「雰囲気にのまれすぎず」というフレーズが昨年の経験を物語っていた。
我々の前の試合はフェルボールがアロンザに競り勝ち全国出場を決める。
「絶対に俺たちも行くんだ!」
最後の一枚を懸けた大一番の相手は刈谷JYさん
今年の東海リーグ対戦成績では2敗
しかも、1ヶ月前に対戦した後期リーグの内容は本当に取り組みが甘く、不甲斐ない試合だった。
何かの因果か、最高の舞台でリベンジの機会が巡ってくる。
テラスポ鶴舞には1.2年生が駆けつけてくれ、HOMEの雰囲気を作ってくれた。
メンバーに入っていない3年生を中心に万全のバックアップ体制を整えてくれた。
12:05 運命のホイッスルが鳴る
前半はお互いに固い立ち上がり
リスクを回避しながら、相手コートでプレーをしたい。
予想通り、2ndボールの回収がゲームの展開を左右する。
相手の戦い方を想定して、今週準備してきた布陣で挑む。
それでも、相手の能力が高く中盤のボールはことごとく拾われる展開が続いた。
しかし、最終ラインでdaiki、seimaがしっかりと対応し決定機は作らせない。
この試合のプランはとにかく前半に失点しないこと。
しっかりと遂行し、0-0でハーフタイムを迎える
この日の最高気温は34℃
人工芝のピッチ内はさらに体感は暑く感じる
気力はあるが、体力は当然、蝕まれていく
気持ちだけでは何ともならない極限状態になる
私の采配次第だなと
選手の表情やパフォーマンスを見てフレッシュな選手を投入しようと決めていた。
後半は、体力が落ちてきたken、kantaのダブルVOを同時に代える。
通常の試合では、あまり代えないポジションだか、代わりの選手が必ずやってくれるという確信があるから思い切ってカードを切る。
souma、takuのコンビで中盤をもう一度引き締める。
今大会2戦目で値千金のゴールを決めた努力の男souma
特に3年になってから怪我が多く、苦しいことの方が多かった頑張り屋のtaku
一番遠くからウチに通ってくれている選手
もがいて苦しんで乗り越えてきた男たちたがらこそ信頼して送り出せる
彼らの投入でこちらに流れを引き寄せる。
13:00を迎えて更にピッチ内の暑さが増大する
相手もかなり疲弊している、、
後半もお互いに固い守備を崩さず、0-0のまま進む。
PK戦が頭をよぎる時間になってきた
この日、献身的な守備で走り回ったkeigoが足を攣り、すぐさまdaikiを投入
前線にはスピードのあるshouiも投入
残り3分
ここでアクシデントが起こる
キャプテンseimaが接触プレーで負傷
10人での戦いを強いられる
体調も万全ではないキャプテン、そして足も攣っている
交代枠は使い切った、、、
スタッフの懸命な処置で気力でピッチに戻る
キャプテンがいない状況でもピッチ上の選手たちは落ち着いて対応していた。
先週のジュビロ戦でも退場者が出たことで残り数分は10人で戦っていた。
しっかりと経験値が活きている
試合終了のホイッスルが鳴り0-0で終えた。
運命の一戦はPK戦により決着をつけることとなった。
選手の表情に不安そうな顔を見せる選手はいない。
笑顔も見える。
私が順番を伝えてピッチに送り出した
1番はkaito
⑩番エースが決めれば良い流れができる
しっかりと決めた!
さあ、GKはこの日初スタメンのaya
hajiの出場停止により巡ってきた魅せるチャンス
この日のパフォーマンスも安定したプレーでシャットアウト!
堂々とクリーンシートを成し遂げた
彼も3年間しっかりと努力してきた男
今日のayaは止める予感がした、、、
相手の1本目
右方向に蹴られたボールをドンピシャで止める!
会場は一気に湧き上がりEASTが勝つ雰囲気を作ってくれる!
こちらの2本目はtatekou
17期生の小さな巨人
献身的なプレーでいつもハイパフォーマンスを見せる頼りになる男
きっちりと決める。
相手の2本目
もう雰囲気が出ているaya
1本目と同じ方向に蹴られたボールをまたもやドンピシャで止める!!
再び会場のボルテージは一気に湧き上がる!
3本目はdaiki
ちょっぴり天然な男だか、クレバーで信頼できる
練習時に何度も自分のPKと向き合ってきたことは知っている。
しっかり決める!
相手も3本目は流石に決めてくる。
この時点で3-1
さあ、4人目
決めれば勝ち
キッカーはIto dai
PKには絶対に自信を持っている男らしい、、(笑)
彼も苦労人、うまくいかないことが多く、一年時から色々な悩みを持ちながらもブレずに努力してきた男
こういう時に巡ってくるのだ
しっかりと決め切り、この瞬間EAST初の全国大会出場が決まった!!
ピッチに傾れ込むベンチメンバー
スタンドに駆け寄る選手
殊勲のGK ayaに駆け寄る選手
キャプテンは泣き崩れその場から動けない
スタッフ陣も歓喜
handaはいつも通りの雄叫び!
suzakiは泣いている
hikaruは満面の笑顔
私は、、、泣き笑いかな
色々な感情が駆け巡り、とにかくスタッフと抱き合いたかった
運命のPK戦は自信があった
キッカー全員が決めたのが何よりの証拠だ
そして、この日のヒーローは間違いなくaya
GK陣の活躍は昨年までスタッフで支えてくれたtasaiの功績が大きい
この日も熱いメッセージを青森からくれた。
それをしっかりと引き継いでくれたEASTOB10期生のGKコーチmatsuがPKを止める極意をその週の練習時に教えていたことも私は見ている
スタッフの支えと選手たちの頑張りで私は北海道に連れていってもらう。
保護者の皆さんの粋な計らいで選手たちに胴上げをしてもらった。
宙に舞いながら、ようやく実感が湧いてきた。
保護者の皆さん、サポーター、OB、現役生、ジュニアの選手たち
色々な人の応援や支えがEAST初の全国大会出場に導いてくれました。
本当にありがとうございました。
この日は関係者やOBたちから電話やメール、LINEを貰い忙しい、嬉しい一日となりました。
全国大会出場がこんなにも沢山の人たちを喜ばすことなんだと実感しました。
私がジュニアユースの監督になり5年目
1年目13期生は県大会で涙をのんだ
2年目14期生は期待されながらも東海大会初戦でPKにより敗退
3年目15期生はベスト16でエスパルスに敗退
そして、昨年は同じ舞台で逆転負けを喫し、ベスト8で敗退。あと一歩で届かなかった。
そして今年、なんとか達成することができた。
本当に一段ずつ、階段を登ってきた。
OBたちの経験がEASTの歴史と伝統を現役生に引き継ぎを力になってくれた。
【一致団結】
今大会に掲げたスローガンの言葉
それは、17期生だけではなく、今までのEASTのOBたち、後輩の18期生、19期生も含めての言葉
みんなで勝ち取った全国大会
これがEASTだよなと
15歳の熱い夏が更にアツくなる
北海道の地で全国の猛者たちが待っている。
EASTらしく、さらにチーム一丸となった姿を見せにいこう!
【U15日本クラブユースサッカー選手権東海大会】
順位決定戦
7月6日(土)@テラスポ鶴舞EAST
vs 刈谷JY
前半0-0
後半0-0
PK戦 4-1
☆EAST初の全国大会出場決定☆
最終レポートに続く…。
2025年度EAST新U13セレクション情報
先日リリースさせていただきました、セレクション情報ですが、既に沢山の申込みをいただいております
定員まで残り僅かとなりました。
定員になり次第、締め切らせていただきますのでお早めにお申し込み下さい。
↓↓