【栄養サポート】試合に向けた栄養補給
2024年の幕開けは
震災や事故のニュースに心を痛めました。
今ある環境に感謝して
サッカーを尊敬して
ともに歩んでくれる仲間を大事に
何より、みんなには1年を元気に過ごしてほしいです。
試合が続くレバンテ。
試合の日はいつも通りの過ごし方が難しいことも多くあります。
移動で朝が早い、会場内での食事場所の確保、キックオフの時間…
食事の時間が十分に確保できないこともあるので
持参する食べ物を工夫しましょう。
そして、練習日に必ず試しましょう。
試合に向けた栄養補給
前日夜 | 炭水化物多め (ごはん+麺や餅) 生もの・脂っこいおかずは避けて |
朝食 | 試合開始3~4時間前に 炭水化物中心 脂質・たんぱく質は控えめ |
補食 | おにぎり パン カステラ バナナ エネルギーゼリー だんご オレンジジュース |
会場入りまでに…スポーツドリンク500mlを少しずつ・飲み切る | |
昼食 | 試合前なら量は調整する |
試合前 | 試合1時間までに…エネルギーゼリー 100%ジュース バナナ |
試合45分前からは…甘い飲み物をがぶ飲みしない 甘い補食は少なめに | |
ハーフ | しっかり給水 |
試合後 | 昼食ならお弁当 補食なら 炭水化物+たんぱく質 帰宅後に食べる食事に影響しない量を おにぎり+魚肉ソーセージ パン+牛乳やチーズ フルーツ入りヨーグルト |
夕食 | 基本の食事をしっかり+果物(疲労回復)+牛乳(筋肉など身体の修復) |
「当日の朝はいつも緊張する!」「緊張でおなかが痛くなるかも…」という選手は
もしかすると朝食がいつもみたいに食べられないかもしれません。
少食になってもだいじょうぶ!
キックオフまで時間があれば補食でも補えますし、
前日から炭水化物多めの食事を摂っておけば、エネルギーは蓄えられています。
よく噛んで食べれば胃腸の負担は少なくて済みますし
温かい汁物を入れて胃腸もリラックスさせて。
時間的にも落ち着いて食べられるよう心がけましょう。
試合後は、お弁当や補食を摂りましょう。
疲れていても、次の試合や明日のために食べる!しっかり噛む!
普段の練習時から習慣付けておくことで
大事な試合の日でも、いつもと変わらず食べられるようになります。
食べ慣れや、自分が食べたくなる物、食べやすい物、
自分が「調子いい!」と感じるにはどのくらいの量必要なのか、などを知るためにも
必ず練習の時に試しましょう。
保護者のみなさま
謹賀新年
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
そして、いつも選手たちへの食事サポート、本当にありがとうございます。
1月とはいえ、今年の岐阜はまだ雪がほとんど降っておらず、練習環境としてはありがたい冬になっています。
ただ、私が練習収めで訪問した年末は日差しがとても強くて2・3日前の寒さとはうって変わったグランド環境でした。
昼の訪問で、持参した水分をすべて飲み切っていた選手もいました。
練習日によっては、日差しが強く暑い、風が強く冷たい、雪や冷たい雨で体温を奪われる、など大きく変化するのでお子さんからの聞き取りをしていただき、その都度飲み物や補食を追加・内容の検討をしていただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
公認スポーツ栄養士 森映子