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【栄養サポート】未来への身体づくり
今回のテーマは...
『遠征、合宿での食事！』
夏休みに入りました！
レバンテも充実した夏になります
運動量も増えるので、食事も量を増やしたいところですが
この暑さでは、食欲が減退することも想定しておく必要があります
自分にできる対策で
夏の技術向上と体力つくりを乗り切ろう！
無理に食べ切る指導はしていません
仲間と一緒に食べる機会が多くなる夏休み
ついつい周りと比べてしまい
少食であることの悔しさや
好き嫌いが多いこと
残したい、でも、残したくない、の気持ちの戦いなど
食とサッカーに対して真面目に向き合おうとする子ほど
思い悩んでネガティブな感情を持つこともありますね
家でも、遠征先でもですが
食事を作ってくれる方への感謝を込めて
「できるだけ出されたものは食べる」「残食しない」の考えはありますが
無理に食べなくてもだいじょうぶ！
1度に食べられる量には個人差があります
夏の暑い時は食欲も減りがちです
練習もハードになると、噛むことさえも疲れてきます
みんな同じです！
違う悩みでも、ネガティブになるのは自分だけではありません
最終的には一日のトータルで評価してOKなので
補食の回数を増やして全体量を近づけるなど
自分なりに工夫してチャレンジしていきましょう
よく噛んで食べよう
遠征や合宿時は
いつもと違う環境で日常生活を送ることになり
自分なりのストレス解消や、いつも通りという安心を感じにくくなります
仲間に気を遣い
宿泊先の過ごしにくさも重なります
加えてハードな練習で身体も心もとても疲れます
そんな時は、胃腸も調子を崩しがち
いつもと大して変わらないメニューでも
おなかが痛くなったり
食欲が出なかったり
下痢や便秘に悩まされたりするものです
胃腸の働きを助けるために、自らの意思でできること
「よく噛む」
いつも話す基本的なことですが
これが一番、胃腸のコンディション安定に効果があるんです
バイキング形式では副菜に目を向けて
バイキング形式で食事が出ることもありますね
ついつい、揚げ物やウインナー、ベーコンやグラタンなど
魅力的なメニューばかりを取りたくなります
いいんです！
おいしそうで食べたい！と、食欲を感じることは素晴らしいこと！
そこに、野菜もちゃんと加えるように心がけましょう
具をたくさん入れたみそ汁はもちろん
青菜のおひたしや
切り干し大根やヒジキやしいたけなど乾物の煮物
サラダやフルーツ、乳製品も
選ぶようにしましょう
便を毎回みよう
これも基本的なことで、よくお話ししていますが
便を見ること＝自分の今の体調を見ること
なのです
将来でもコンディショニング管理に必ず役立つので
今から便を見ることで体調の良しあしを自分で気づけられる習慣をつけておきましょう
便秘になっているなら、野菜や水分が不足かも
コロコロのうんちなら、野菜が不足かも
便意自体が来ないなら、食事の中でもご飯の量が少ないかも
下痢になっているなら、冷たい飲み物や食べ物が続いているかも
下痢が何日も続くなら、病気の可能性ありで、大人に相談と受診が必要
下痢の場合、大事な試合前の緊張感や、続く強化合宿の不安感も影響するので
併せて自己管理に役立てましょう
定期的に体重を計ろう
夏の炎天下での競技です
脱水の危険を回避するためにも
食欲減退からの体重減少に気づくためにも
定期的に体重は計るようにしましょう
背が伸びている時期（成長スパート時）は体重も増えるので、それも加味して見ましょう
選手たちの食事管理に、いつもご協力いただきありがとうございます
夏休みになり、レバンテの夏がやってきました
この夏で、いろんな経験をして選手たちは心も身体も大きく成長します
自信もつけて秋を迎えるためにも
食欲がどうしても落ちてしまうこの暑い時期でも食べやすい食事を心がけていただき
練習に耐えうるエネルギーを満たしてグランドに送り出してあげてください
保護者のみなさまも、暑さには十分にお気をつけて過ごしください
公認スポーツ栄養士 森映子
