梅雨が短かった今年。
気温は一気に上昇して、豪雨になるなど湿度も増して
グランドはとても酷暑ですが、練習はハードです
その上、夏休みに入ったのでいつもよりも毎日の練習時間が長くなります
仲間と過ごす時間も長くなり、チームの結束が高まりますし
遠征もあり、チーム・個人のサッカー力を実戦で試せます
自宅ではない場所での合宿では、コンディションの整え方を学びます
この長い夏休みだからこそ経験して得られることがたくさんあり
選手たちは大きな成長を遂げてほしい!
そのためにも、しっかり食べて体力もやる気も持続させたい!
夏の食事対策です
食・質上げのポイント
・白米→雑穀米や強化米にする
・緑黄色野菜を多くする
・豚肉・豆類を取り入れる
・スープを1品取り入れる
・果物を取り入れる
・発酵食品を1品入れる
補食も
噛んで食べるものでは食べ進まないようなら
夏の間は、牛乳・エネルギーゼリー・フルーツ入りヨーグルトなど
自分で食べやすい物を見つけて
液状や、ジェル・ゲル状のものなら冷やして利用しましょう
食・夏の工夫
・1日3食
夏休みだからと言って、朝昼兼用など食事回数が減らないように
・「6:4」の徹底
給食がない分準備が3食になり負担が増えますが、基本のカタチは朝昼夜ともに
・よく噛んで食べる
いつも以上にしっかり噛むこと!意識しましょう
・煮物や蒸し物がおすすめ
油炒め・揚げ物より、胃腸に負担がかかりません
・ガーリックやカレーのスパイス、レモンなど酸味は、食欲を増進
・夏に多くなるそうめんやうどん、冷ややっこは、具を多く
・食事は涼しくした部屋で
特に練習後の食事は部屋をクーリングしましょう
・冷たいメニューばかりにならない
内臓は冷えると機能が落ち、内臓疲労がけだるさなどにつながります
1食に1品だけでも温かいメニューを取り入れましょう
生活習慣・夏バテしない
【1日1回体重を計る】
汗で脱水する夏は、体重の変動が大きくなります
同じ条件で1日1回計測し、体重減少がないように飲食しましょう
【毎回便を見る】
遠征や合宿など、自宅ではない生活で便秘や下痢になる子がいます
便は体調のバロメーター
確認する習慣で、自身のコンディション管理に役立てく習慣を身につけよう
【睡眠】
アスリートの理想の睡眠時間は7~9時間といわれています
夜の就寝は、静かで暗い部屋がBEST
昼寝の時は、多少明るくてもOK。長くても1時間程度にしましょう
冷房の設定は27~28℃
風は上向きの固定にし、直接身体に当たらないように
深い睡眠を得るためにも、タイマーではなく朝までつけておきましょう
ドライ設定で寝ると脱水の恐れが高まるので、設定は「冷房」で
【入浴】
夏でも湯舟に浸かりましょう
汗をかくのは正常!体温調節機能の強化になっています
時には、温泉施設など、大きく深いお風呂でリラックスもおすすめです
保護者のみなさま
いつも選手たちンサポートありがとうございます!
夏休みは長く保護者様のご負担も増えますが、上記食事等のポイントがご家庭の参考になると幸いです
選手たちも頑張って練習に励んでいますので、普段の声をご家庭でも聞き取っていただき、心身のケアもお願いいたします
日本スポーツ協会公認スポーツ栄養士 森映子