紡ぐ魂 第9回
2024-04-13 13:39:58
静岡県立沼津東高等学校サッカー部
紡ぐ魂、第9回目は、2024(令和6)年3月卒業の第76代キャプテンの森田朔矢君です。
「76代のみんなで最も誇らしく思えるものは、『人間性』です。」と振り返りました。
高校でのクラブ活動は、人間性を磨く場所でもあります。
第76代の卒業生が、これからも豊かな人生をおくってくれることを願います。
以下、第76代森田朔矢キャプテンのメッセージです。
(OB会 高38回卒 川口 明彦)
沼津東高校サッカー部、第76代主将の森田朔矢です。
まず、我々第76代を支えてくださった先生方や父母会、OB会の皆様、すべての関係者様に感謝を申し上げます。
皆様の多くの支援のおかげで一生の財産となる経験をすることができました。
有難うございました。
主な成績は、新人戦県ベスト32、インターハイ県ベスト32、東部ユースリーグA 6位です。
目を見張る結果というわけではありませんでしたが、増山先生と共に歩んだ三年間は、1つ1つの過程を大切にし、サッカー選手としてだけでなく、人として成長できたものであったと思います。
これからは、私たち第76代の様子を振り返りたいと思います。
私たちの代は、多くのことを変化させた代だと思います。
その1つは、フォーメーションです。
前線に大きな選手がいないかわりに、足元の技術がある代であったので、4バックから3バックに変更し、繋ぐサッカーを徹底して行いました。
もちろん初めは上手くいくことはできませんでしたが、試合動画を利用したミーティングや試合中のコミュニケーションを通して他の代ではできない自分たち代だけのサッカーを作り上げることが出来たと思います。
また、その他にもコーナーキックやフリーキックをデザインするなど多くのことに挑戦し改善するということを繰り返し強くなることに貪欲になることが出来ました。
しかし、私が第76代のみんなで最も誇らしく思えるものは「人間性」です。
私たちの代は、人数があまり多くなく、ユースリーグの登録も1チームだけ、そして1つ前の代から試合出場していたのが3人ということもあり、レギュラーの半分程度が下級生のチームでした。
その為、試合機会に恵まれない仲間が多くいました。
普通は腐ってもおかしくない状況でも、誰一人として下を向くことはなく、ひたむきに努力をし、強さであり、成長できた源であったと思います。
人間の核となる部分を磨きあげてくれた仲間、そして増山先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
私は、この代の仲間と出会えたことを誇りに思います。
出会いに恵まれた3年間でした。
ありがとうございました。
最後に、後輩と中学生にメッセージを送りたいと思います。
後輩へ
私は、サッカーで1番楽しい時は何より勝利することだと思います。
だから、私は皆に勝利に貪欲になってほしいです。
強くなるためには、練習を大切にすること、3年間で1番試合する相手は仲間です。
その1試合1試合を対外試合よりも高めあえるものに出来れば間違いなく強くなれます。
頑張ってください。
そして、その勝利の執念が、必ず人として成功させてくれます。
ピッチの中だけでなく、ピッチの外でも人として誇れるようなチームを目指してください。
中学生へ
沼津東サッカー部は、友達を超えて仲間を作ることが出来る場所です。
また、自分たちで考え行動に移し成長できる場所でもあります。
だからこそ、勉強を言い訳に、部活動をやらないのはもったいないと思います。
勉強だけでは得られない経験がここには詰まっています。
是非一度、沼津東サッカー部に足を運んで雰囲気を味わってください。
第76代 沼津東高校サッカー部 キャプテン 森田朔矢