私は、高校を卒業して地元に戻って大学でサッカーを続けています。久しぶりに会った人達に「高校サッカーでは試合に出ていたの?」
と質問された時に私は、
「怪我で3年間ほとんどサッカーできなかった」
と答えています。本当に怪我はしていましたが、私が試合に出られなかったのは怪我のせいではありません。
メンバーに入れなかった時に、悔しいとかもっと頑張ろうとかそういう前向きな悔しさを持つ前に私は、
「地元の人達にメンバー入っていないことを知られたら嫌だ」
という気持ちを持ってしまいその時に、
「怪我のせいにして逃げたらいいんだ」
と考えて、サッカーと向き合うことから逃げました。その結果試合に出られなかっただけです。高校の時は散々環境のせいにして逃げて、大人のせいにして他人から同情してもらうことで自分の弱さに目を背けて、自分の小さなプライドを守ることに一生懸命でした。
今、環境が変わり大学でサッカーをしていて、その日その日でモチベーションが変化したり自分の感情でプレーをしてしまう所は、今まで人とか環境のせいにして逃げて来た結果だと感じています。私が大学もサッカーをしようと思ったのは、怪我のせいにして逃げた自分を変えて胸を張って生きていきたかったからです。
この3年間、本当によく人に怒られました。
特に松野先生には、なんで怒られてるのかもよく分からない時もあって、頷いてるだけのこともあったし、怒られた後は歩いてる松野先生を見て、つまずけばいいのにとか思ったこともありました。
この文章は私が高校最後のブログで書いた言葉です。高校生の時は本気で思っていたし、もう二度と会うことは無いだろうと思って書きました。しかし、今日私が試合をしていてふとグラウンドの外をみていたら松野先生が試合を見ていて、挨拶をしに行ったら普通に話してくれて、会話をしながら泣きそうになってしまいました。
私が生きていて些細な選択をする時ややりたくないをことしないといけない時、ふと思い出すのは松野先生に言われた言葉です。当時は本当に嫌だったけど、本当は私が悪かったことを自覚していたんだなと思います。
環境が変わったって、関わる人たちが優しくなったって自分が変わらない限り何も変わりません。人のせいにできるのは、自分が責任を取らなくても大丈夫だからです。
だから私も、今頑張っているみんなにも、やりたいことは自分で決めて失敗したとしても隠さずに人に話すことができるような生き方をして欲しいなと思います。
あと少しで選手権なので、体調管理に気をつけて頑張ってください!応援してます!!
東屋志歩