大宮中央グリーンライオンズカップ
9月8日に西遊馬グランドにて、少年達の、暑い戦いが開催された。
昨年度キャプテンのセイタを体調不良で欠き、リクというスピードスターを怪我で失い、マトという、冷静なプレーヤーがいないまま、3年の助っ人、ユウマ、フーちゃん、ハルが加勢し、去年一勝もできなかった、主催試合に挑んだ!
第一試合
VS北浦和
今日はいつもの西団と違うところを見せるべき戦士達は戦った。前半、動きが、硬く簡単なミスから1失点。後半動きが良くなり、これからが本番だという動きを見せた。
しかし、前半動きが固かったのは西団だけではなかった。そう北浦和がノッてきたのだ。北浦和がうまい連携で、立て続けに後半4失点。結果は0-5だった。
第二試合
VS NISO
第一試合での動きの硬さはなかった。皆んな初勝利に必死だった。動きはいい。前半に1失点。しかし彼らの目は活き活きしていた。
お互いが声を掛け合い、カバーし尊重していた。攻撃も良い感じ。しかし1点が遠い。。。
西団の得点力不足の課題が克服できない。
前半は0-1で折り返した。
後半開始早々、相手のカウンターからピンチを招く。シュンイチが身体は張ってディフェンスした。ここでの失点は取り返しの付かない事になること、シュンイチは悟ったのだ。自ら負傷してでも止めたあのディフェンスはサイコーだった。
替わって入った、カナトがピッチを走りまくる。後藤HCの「かなと、かなと、カナトゥゥ」の声がピッチに響き渡る。チームもカナトぅにボールを集めるも1点が遠くここで試合終了。結果は0-1だった。
先月試合した時は5-0で大敗したので、確実にレベルは上がっている。彼らもそう確信していた。
しかし、満足はしていない。やはり勝利が欲しいし、ゴールを取りたい。今日の彼らは勝ちに貪欲になっている。まだ試合はある。
第三試合
VS KSU
ここまで2敗同士のカードだ。
対NIZO戦での戦いをすれば確実に勝てる、選手達はそう確信していた。
しかし気持ちとは裏腹に身体がついて来ない。
午前中3試合という過密日程の中、本日の気温は35度を超えている。体感では40度近いのではないだろうか。そりゃーバテますよ。
前半2点、後半4点
0-6で敗れた。
昼食を挟み、ネクストステージへ
第四試合
VS宮原
後藤HCの声は既に限界を超えている。選手達は気持ちをシフトチェンジした。初勝利にこだわる事より後藤HCにうまい酒を飲んで貰うという気持ちにチェンジした。いつも優しくサッカーの楽しさを教えてくれる後藤コーチ、時には一緒にプレーし、優しく指導してくれる後藤コーチ、そんなコーチの声が限界を突破しているのだ。
人は自分のために戦うより、人のために戦う方が強くなれる。それを証明してくれた。
全員の目が輝いて見えた。彼らはサッカーを楽しもうとしていた。
最終戦が始まった。選手の動きが見違える程にいい。前線からハイプレス。リンタロウのロングシュートはバーの上へ外れた。ゴールの匂いはしてきている。
ついに、その時は訪れた。この試合FWで先発に抜擢されたトワが均衡を破った。相手ディフェンダーと混戦の中、トワがシュート。相手キーパーに触られるも、強烈過ぎてそのままゴール。誰もが欲しかった今大会初ゴールはトワが決めた。全員が喜び、トワの元に。トワはめちゃくちゃ嬉しそう。
トワのゴールを皮切りにソウマも続けてゴール。しかしこれはゴールキックのやり直し判定となり、ノーゴール。めちゃくちゃ悔しがるソウマだったが、しっかりその後ゴールを奪った。前半は2-0。
後半はヒビキゲームキャプテンを中心にボールを支配した。マオのオーバーラップはいいリズムで相手ゴールへ、襲いかかるもゴールにならず。ハヤタは持ち前の足の速さを生かしチャンスメイク。助っ人3年生にホントに感謝です。献身的で何度もピンチを救ったユウマ、ファインセーブ連発のフーちゃん、ドリブルで相手を崩しチャンスメイクのハル。全員がコーチにうまい酒を飲んでもらうために最後まで走り抜いた。
続けて、リンタロウも相手を交わしシュート、追加点。終わって見れば4-0で見事初勝利を獲得した。
選手はサイコーの笑顔で今大会の幕を閉じた。
今大会のスポンサー各位、監督、会長、各ヘッドコーチ、サブコーチ、保護者の皆様、また大会に参加していただいた他チームの関係者様、大会に精通した全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。