長所を活かす
この記事では、「リーダー」「名将」「上司」「大将」という言葉が出ますが、「家族」という組織の中で、お母さん・お父さんが、リーダーになるかなと思います。
水色線の、「なぜ、自分ができる事が、部下はできないのだろうか」の所は、大人は、子どもより長く生きていて、いろいろな経験をしています。
その経験から、できる事が増えています。
でも、子どもは、大人より、経験をしていない・少ないので、できない事・わからない事があっても、当然です。
サッカー経験がないお母さんやお父さんが、サッカーをした時に、狙った所に蹴れない、トラップできない、ドリブルできない。
でも、子どもはサッカーしているので、お母さんお父さんより、できたりします。
「お母さん、全然できひんやん」
『あんたはサッカーしてるやんか』
サッカーでは子どもの方が経験がありますが、他の事は、お母さんお父さんの方が経験している事が多いと思います。
子どもは経験していない・少ないので、できない事があっても、当たり前なのです。
子どもは、チャレンジして、ミスして、経験を積んで、できる事が増えていきます
そして、この記事の、「長所を活かす」ですが、当クラブでは、保護者の方には、「子どもの良い所があれば、たくさん褒めてあげて下さい。」と、お伝えさせていただいております。
サッカー以外の所では、お母さんお父さんが、一番、子どもの良い所をわかっているかと思います
たくさん褒めてあげて下さい
サッカーの所では、サッカー経験のないお母さんお父さんでも、「あのシュートスゴかったなあ!!」と、良いプレーがあれば、褒めてあげて下さい
『あのシュート打てば、また、褒めてくれるかな』と思えば、子どもは頑張るかもしれません
そして、それが長所になっていくかもしれません
「ドリブルで抜いて、スゴかったやん」
「また、今日も、抜いたやん」
「今日、2人、抜いたやん」
どこが長所か気づいていない選手も、
『俺って、ドリブルうまいんかな』
と、自分の長所に気づくかもしれません
うちの選手たちにも、特に公式戦の初戦などに伝えていますが、
「自分の良い所を出そう。ミスはあるかもやけど、ミスは、皆でカバーして助け合おう。」
と、伝えたりしています
公式戦以外でも、
「自分の良い所を出そう。自分の良い所出せば、成功か失敗、どっちが増えると思う?」
『成功です』
「成功したら、テンションは、下がる?上がる?」
『上がります』
「テンション上がった状態で、プレーすれば、積極的にプレーできる可能性が高くなる。積極的になっているので、苦手な事にもチャレンジするかもしれない。苦手な事やから、ミスはあるかもしらんけど、積極的にチャレンジしてるから、うまくなる。ほんじゃー、だんだんとできる事が増えていって、うまくなる。」
プロや、高いレベルでプレーする選手、は何か特徴・長所を持っています
スカウトの人たちも、「この選手の短所を平均レベルまで上げよう」と思って、選手を獲得する事は、ほとんどないかと思います。
「この選手の武器・長所は、ズバ抜けてるな」と、人よりも、目立つ所があるから、声がかかったりもします。
ドリブル、シュート、パス、声、運動量、ボールを奪う、身体をはれる、球際を逃げず強くいける、ボールを取られない、など、他にもいろいろあると思いますが、良いプレー・頑張ったプレーがあれば、子どもをたくさん褒めてあげて下さい
一番愛情を注いでもらっている、お母さんお父さんから、褒められたら、子どもは喜ぶと思います
人としてやってはいけない事・言ってはいけない事や、躾(しつけ)など、話をしないといけない事は、当然あるとは思いますが、サッカーやサッカー以外でも、子どもの良い所をたくさん見つけてあげて、たくさん褒めてあげて下さい
小学生は、まだ、自分の長所に気づいていない選手もいるかもしれません。
「長所なんてないわ」と、思っている選手もいるかもしれません。
でも、褒められると、そのプレーに自信がついて、長所になっていくかもしれません。
「このプレーが自分の長所」と気づくかもしれません。
特徴・長所のある人間・選手になっていこう