ステップアップできる選手。
先日の、6年生の千里馬カップでも、
「人とは比べないように。自分に何が足りないのか、何をレベルアップすればいいのかを考えよう」と伝えました。
遠藤選手がここで言っていた、
「サッカーに正解はない」
「最適解探し」
最適解→最も適した答え。現状から最適と考えられる解答。
は、
簡単にですが、「その状況で、一番良い判断をできるように」
リトルでも、同じ事を伝えています。
「その状況で、一番良い判断ができるように。勝てる判断を選べるように。」
例。
①
「サッカーに正解はない」→小学生で、50メートル6秒台で走れる選手が、右サイドを突破した。でも、次は、相手選手もカバーが入って、カバーで取られた(周りを見て、良い判断ができていなかった)。1回目は、突破してチャンスを作れて正解だったけど、2回目はカバーが入って取られたら、正解ではないかも。
仲間を使って、違う所から、突破した方が良かった。
②
「その状況で一番良い判断ができるように」→土のグランドが、雨でグチャグチャでボールが進まないのに、いつも通り、ドリブルして、取られる→ドリブルはスペースに蹴るような大きなドリブルに変えた方法がいいかもしれない。
ゴロのパスは、水溜りで止まる→浮き球のパスを使った方がいいかも。
追い風で、いつもと同じ強さのパスで、すごく伸びて、つながらなかった→追い風も計算して、いつもより弱いパスにする。
③
フォーメーションなど→リトルが、3-3-1、相手が2-4-1で、中盤が数的不利が起きて、そこを狙われて、中盤から崩されている→リトルも、2-4-1に変更して、中盤を同数にして、やられないようにする。
など、相手の状況、ピッチコンディション、仲間の状況、相手のレベル、相手の個の力、など、その時で、いろんな判断・勝てる判断ができるように。
リトルを卒業して、どこに行っても戦えるように、その状況で一番良い判断ができるようになる事。
「この時は、こう」
「あの時は、あれをする」
とか、1つしか選択肢がない、臨機応変にできない、では、中学生以降、何かあった時に対応できません。
リトルの選手たちにも、
「大きくて速い選手には、1対1では勝てないかもしれない。でも、見て判断する事、予測など、身体能力で負けるのであれば、頭の賢さで勝てれば、大きくて速い選手にも勝てたりする。」
考えて、プレーする事です。
現・京都サンガFCの監督の、曺貴裁(ちょうきじぇ)監督。
「人の話を大事に聞く耳を持つ」。
先日の千里馬カップの時に、
「伸びていく選手の必要な要素」を話していて、その1つが、「人の話を聞く事。皆で言えば、アドバイスをもらったら、まずはやってみる。それで、そこから、どうやって成長につなげていけるのか、考える。」