今週の五十鈴サッカー少年少女団
今週は、土日の午前中に進修小グランドと体育館でそれぞれ練習。
土曜日の午後は伊勢MTKさんとU-9のカテゴリーで試合を行いました。
今週の活動で選手たちに気付かされたことがあります。
"自分の持つ先入観は全く当てにならない"、"選手たちは、きっかけをつかめば簡単に飛び越えてく"と言うこと。
・普段はおっとりしている子がゲームや試合ではハードに守備してくれたり。
・練習で注意されることのある子が試合中では味方に声かけしていたり。
・失敗を恐れてチャレンジに欠ける選手が、自信を持ち出すと積極的にプレーしたり。
・練習ではボールを追っかけまわす選手が試合では大人しかったり。
・練習では、ボールを弾きだすだけの選手が試合ではドリブルに目覚めたり。
・練習では自信満々なプレーをするのに試合では控えめになってしまったり。
などなど。
そんな中からエピソードを一つ。
伊勢MTKさんとの試合で、沢山点を取られて、負けっぱなしの試合が続きました。
選手たちも気分が沈んで、"試合に出たくない"、"足が痛い"、"疲れた"と言い出す選手が数人出てきました。
監督の自分からしたら、戦える選手、積極的な選手、意欲的な選手を先発として送り出してしまいます。試合が進んでいくと休んでいた選手達から”コーチ出たい” ”コーチまだ(出番)”の発言が出てきます。
”頑張って戦っておいで”と交代して送り出しますが、集中力が長続きしなかったり、プレーにムラがあったりします。
逆にムラなく安定したプレーをしてくれる選手がいるのも確かなのです。
歯がゆいところではありますが、年齢や成熟さ、性格、疲れなどもあり、すべての選手に毎試合ベストを求めるのは酷な話です。そこはじっくり待たなければなりません。
もう少し時間が必要かなと前日の試合で思っていた3年生の選手の一人が、
今日の守備練習で、すんなり練習の意図することを飲み込み、実践してくれました。
その後は、みんなのお手本になってくれたり、アドバイスしてくれたり、フットサルゲームでもその自信と集中力は続き、いつもよりもボールに触る機会と守備の意識が見違えるようでした。
見事にコーチの先入観と思い込みを打ち砕いてくれました。
改めて、僕の思い込みや先入観なんて、子供たちはひとっ跳びしていくんだな、やり方次第で選手を変えることが出来るんだと勉強させられた1日でした。
有り難う。
今週の嬉しかったこと。
(試合)
伊勢MTKさんとの試合で得点できたこと(沢山失点しましたが)
ドリブルで真っ向勝負してくれたこと(通用する部分も沢山あった)
もう1試合したいと選手から声があがったこと
選手たちも指導者も保護者の皆様も充実した時間を過ごせたこと
4年生女子、2年生男子が初試合に参加してくれたこと
(練習)
体験に来てくれてた1年生の男の子が正式に入団してくれたこと(1年生が3人に増えた)
五十鈴サッカー少年少女団の団員が27人になったこと
サッカーに夢中になってくれている選手がどんどん増えてきたこと
コーンドリブルのタイムトライアルに選手が拘ってくれたこと
守備の約束事を大半の選手たちが理解してくれたこと
充実した練習が出来たこと
可能性に満ち溢れた選手達
伊勢で一番のドリブルチームを目指す選手達
さあ、もっともっと君たちの試合での活躍が見たくなってきた。
みんな頑張れ、コーチも頑張る!