火曜日のカトルマッチ、水曜日の夜間練習の一コマ
練習の始まりはリフティング。
自己記録を目指して各自が取り掛かる。
そう、4月から本腰を入れて、練習の中に組み入れてきた。
お手本としているチームの指導者の言葉からリフティングの大切さを説き伏せれ、仲間のチームの選手みんながリフティングに拘りを持っている現実。
決して身体能力に長けているとはとは言えない五十鈴サッカーの選手達が、勝機を見い出す答えは、テクニックでの勝負。
答えは早々に出ているのに、今まで目をそらしてきた現実。
リフティングに前向きになるようにリフティング練習時間を強制的に入れて、自主練できない選手にも時間を与えてきた。
4月から始まった取り組みは、選手達に徐々に浸透。練習前や休憩中、練習後にリフティングをしている選手の数は増えてきた。
始まりのリフティング練習後も次の練習メニュー中もリフティングの続きをしていたいと言ってくる選手も出てきた。
コーチ自身も選手個々に最高記録を聞き、”何回が目標だね、頑張って”と選手に問いかける。
選手達も”やってるけど上手くいかない 記録をなかなか抜けない””今日は何回出来た”と声を掛けてくれる。
数回にとどまっている選手もいるが、ボールの付き方は悪くない、しっかり真上に上がる選手は多く、時間はかかるだろうけど、このまま続けていけば、100回行くだろうなと思えてくる。
先日のゲームの始まりに、”勝利チームのご褒美はリフティング200回していいよ”と提案。選手達は???、”負けたチームの罰ゲームじゃないの?”ときっと思ったことでしょう。
リフティングが出来る、リフティングしてもいいの、リフティングが出来る時間に価値を見い出して欲しい思いからの発言。
実際に勝ったチームの選手達は優越感に浸って、リフティングを頑張っている。負けたチームの選手達にも”片付け後にボール触っていいよ”と言ったら、リフティング開始。
水曜日の夜練では4年生女子が、現選手の中で最高記録の213回を出し、その後に負けずと5年生男子が201回をたたき出しました。キャプテン男子も73回、キャプテン女子も50回。
200回越えの選手も出てきた、100回間近の4年生もいる。
選手全員が100回超えたら五十鈴は強くなるよと選手達にけしかけています。
実際、100回付ける選手のドリブルは他選手と違ってきます。200回超える選手は更に違ってきます。
前キャプテンの最高記録は2000回、リフティング2000回付いた選手のドリブルがどんなものかを五十鈴SSの選手達は知っているはず。
他チームに比べると回数的にはまだまだ足元にも及ばないけど、コツコツと積み上げて、追いついてみせる。
リフティングが当たり前になるチームの雰囲気を作りだしていこう。



