僕が恩志と出会ったのは長男がサッカーを初めて、五十鈴サッカーの指導者になった1年目のこと。もう14~15年前のはなし。
松阪の第2ペガサスさんの招待を受けて、安濃FCと試合をさせてもらったのが始まり。
試合中に”レアル○○○だろっ”とアドバイスを送る楽しそうな声、レアルと言う名前の選手にもびっくりしたけど、安濃FCの選手達がくり出すサッカーに魅力を感じずにはいられなかった。そして何より対戦した我が五十鈴サッカーの選手達が、負けているにもかかわらず、この対戦を楽しそうにプレーしていたのに”なんだ このサッカーは?”と衝撃を受けた。今までの自分のサッカー観が覆された。
僕は安濃FCのブログを検索し、その内容に更に感銘し、”是非また試合をさせて下さい”と返信することに躊躇は無かった。
すると”今度、安濃小学校で津FCさんと試合をするのでどうですか?”すぐに返信が返ってくる。僕の心は踊った。
安濃小学校の小さなグランドへ。その時に始めてIコーチと挨拶・そして握手。
安濃小学校のミニコートの中に沢山の選手がポジション関係なく、人数関係なく、ボールを追っかける。そう純粋にサッカーを楽しんでいる。そんな中、ある選手が”コーチボール2球でもいい”の提案。2つのボールを囲んでひっちゃかめっちゃかにゴールを目指してドリブルするする。また、更に僕のサッカーの常識が崩れ去る。”そっかー上手くなる秘訣は子供たちに沢山ボール触らせること、その機会を与える事なんだ””ボール2球で試合してもいいいんだあ”
そんな試合を見ながら、じっくり、そしてまったり安濃FCのこと、五十鈴サッカーのことの話しをさせてもらったのがスタート。
後日、安濃FCのブログを開くとその日の出来事が載っていた。そして最後に”三重に新しい仲間のチームが出来た”と書いてある、ものすごく嬉しかったなあ。
そこから、毎年、安濃FC主催の試合はもちろん、ぺルナ、プエルタ、アーヴォリ、府中さんが主催する交流試合に誘ってもらい、その度に僕から近寄っては、選手の話、自他チームの話、僕の悩み事の相談、県外のクセすご指導者を紹介してもらったりしてくれましたよね。
伊勢にも何度も選手達、クセのある仲間コーチとともに脚を運んでくれました。
そう、夏の合同合宿も!嬉野小学校の廃校グランドで土ぼこりにまみれて試合した。夜は隣の幼稚園に選手達・指導者が寝泊まりして語り合ったのも素敵な思い出。
息子の進路相談にも親身になって答えてくれた。
あなたに会えたことで、サッカーがもっと大好きになり、素敵な仲間と巡り会い、サッカー観が大きく変わり、子供たちのためなら厭わない心をもらい、数えきれない恩を頂いた。
人のためにこんなに涙を流したのは初めてです。
あなたの志を少しは受け継いで、伊勢にやって楽しいサッカー、見ててて楽しいサッカーチームを作ります。また甘えてばかりですが、どうか僕たちの背中を押し続けて下さい。
Iさん、ありがとうございました。
挨拶をしに行くとスッと手を出して握手をしてくれる人
大切な人
心の広い人
はにかんだ笑顔が素敵な人
おおらかな人
子供が大好きな人
サッカーを愛してくれた人
周りを温かく見守ってくれる人
沢山の教え子に恵まれた人
沢山の仲間に恵まれた人
五十鈴サッカーを気にかけてくれたひと
”ええぞ ええぞ”と子供たちのプレーを後押ししてくれる人
困った時に駆けつけてくれる人
広い視野で物事をみれる人
全ての会話が、思い出が僕の宝物
